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内科

肺気腫(COPD)

肺気腫:COPD=Chronic Obstructive Pulmonary Disease とは

有毒な粒子やガスの吸入(日本では大部分がタバコの煙)により生じた肺の炎症反応に基づく進行性の気流制限を呈する疾患です。発症と経過は緩徐ですが、やがて労作性呼吸困難を生じるようになり在宅酸素療法が必要になる場合もあります。

治療方法について

喫煙はCOPDの主要な危険因子であり、禁煙により肺機能の低下速度が遅延することが示されています。禁煙はCOPDの進行を止める唯一最も効果的で費用対効果の高い介入法です。禁煙に40回失敗した後に禁煙に成功した私の経験をもとに禁煙についてアドバイスします(投薬治療を伴うような禁煙外来は行なっておりません)

禁煙と同時にCOPDの急性増悪の頻度を減少させるため、インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンを推奨します。COPDで治療中の方は必ずワクチンを接種しましょう。

最後に薬物治療について説明します。薬物治療として、気管支拡張薬(抗コリン薬やβ刺激薬)の吸入が推奨されています。抗コリン薬やβ刺激薬の吸入を毎日行う事で、呼吸困難の進行を遅らせること、急性増悪の頻度を減少させることが可能です。

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