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消化器内科

【専門医が解説】治らない胃の不調は「慢性胃炎」かも?放置すると怖いピロリ菌と胃がんリスク

「なんとなく胃が重い」「食欲がない」「時々みぞおちが痛む」
こうした症状が長く続いていませんか?

「いつものことだから」「市販の胃薬を飲めば治るから」と軽く考えがちですが、もし症状が繰り返されるようであれば、それは単なる一時的な不調ではなく「慢性胃炎(まんせいいえん)」かもしれません。

特に、日本海側の新潟県〜東北地方に住んでいる人は「ピロリ菌」の感染率が高いという疫学的なデータがあり、放置すると将来的な「胃がん」のリスクが高まることが知られています。

今回は、慢性胃炎の原因やリスク、そして胃がんを防ぐための正しい対処法について、消化器内科専門医が解説します。

胃炎には「2つのタイプ」があります

胃炎とは、文字通り「胃の粘膜に炎症が起きている状態」です。大きく分けて「急性」と「慢性」の2種類があります。

1. 急性胃炎(一時的な炎症)

食べ過ぎ、飲み過ぎ(アルコール)、刺激物、ストレス、あるいは痛み止め(ロキソニンなど)の副作用によって急激に起こる炎症です。
みぞおちのキリキリした痛みや吐き気が起こりますが、原因を取り除いて安静にすれば、多くは数日で回復します。

2. 慢性胃炎(治らない炎症)

何ヶ月、何年にもわたって炎症が続いている状態です。
自覚症状がないことも多いですが、胃もたれや膨満感などがダラダラと続くこともあります。
この慢性胃炎の最大の原因が「ヘリコバクター・ピロリ菌」の感染です。

なぜ慢性胃炎は怖いの?(萎縮と胃がんリスク)

「ただの胃炎でしょ?」と思われるかもしれませんが、慢性胃炎を甘く見てはいけません。
炎症が長期間続くと、胃の粘膜は徐々に痩せて薄くなっていきます。これを「萎縮性胃炎(いしゅくせいいえん)」と呼びます。

さらに萎縮が進行すると、胃の粘膜が「腸の粘膜」のような状態に変化してしまいます。これを「腸上皮化生(ちょうじょうひかせい)」と言います。

ここが運命の分かれ道です

実は、健康なツルツルの胃粘膜から突然胃がんができることは稀です。
多くの胃がんは、「慢性胃炎」→「萎縮性胃炎」→「腸上皮化生」と変化していく過程で、正常な粘膜と萎縮した粘膜の境界線などから発生しやすいと言われています。

つまり、慢性胃炎を放置して萎縮を進めてしまうことは、「胃がんが発生しやすい土壌」を育ててしまうことにつながるのです。



あなたの胃粘膜は大丈夫ですか?


胃の萎縮が進んでいるかどうかは、バリウム検査ではなく「胃カメラ」で直接観察するのが最も確実です。
当院では、ピロリ菌のチェックと胃がんリスクの判定を同時に行います。


当院の「苦しくない胃カメラ」を見る >

慢性胃炎の主犯格「ピロリ菌」について

先ほどお伝えした通り、慢性胃炎や萎縮性胃炎の原因のほとんどは「ピロリ菌」です。
幼少期に井戸水や親からの口移しなどで感染し、何十年もの間、あなたの胃の中で炎症を起こし続けています。

もしピロリ菌に感染していることが分かれば、「除菌治療(お薬を1週間飲む治療)」を行うことで炎症の進行を食い止め、胃がんのリスクを大幅に下げることができます。






あわせて読みたい:ピロリ菌って何ですか?
自覚症状から検査方法、除菌治療の流れまで詳しく解説しています。

検査と診断:もう「苦しい」とは言わせません

「自分の胃は萎縮していないか?」「ピロリ菌はいないか?」
これを確認するためには、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)が最も確実な方法です。

「胃カメラ=オエッとなって苦しい」というイメージをお持ちではありませんか?
当院では、患者さんが「これなら毎年受けられる」と思っていただけるよう、徹底的に「楽な検査」にこだわっています。

特長1:あなたは「眠る派」?「鼻から派」?

当院には「こうしなければならない」という検査はありません。患者さんのご希望に合わせて、最適な方法を選んでいただけます。

  • 眠って検査(鎮静剤):
    ウトウトと眠っているような状態で検査を行います。「気づいたら終わっていた」という方がほとんどです。
  • 鼻から検査(経鼻内視鏡):
    舌の根元に触れないため、嘔吐反射(オエッとなる感覚)が劇的に少ないのが特徴です。検査中に医師と会話ができるほど楽に受けられます。

特長2:見逃さない「高精細な目」

最新の内視鏡システムを導入し、通常の光では見えにくい初期の胃がんや、微細な粘膜の萎縮も見逃しません。
「ただ見る」だけでなく、「微細な変化も見逃さない」精密な検査を行っています。

特長3:お体への負担が少ないスピーディーな検査

検査自体に必要な時間は5分程度です。
長時間の拘束や苦痛を強いられることはありません。経験豊富な専門医が、短時間かつ正確に胃の状態を観察します。






当院の胃カメラについて詳しく見る
費用や当日の流れなど、さらに詳しい情報をこちらのページで解説しています。

慢性胃炎の治療について

慢性胃炎と診断された場合の治療は、大きく2つです。

  1. 症状の緩和:
    胃酸を抑える薬や、胃の運動機能を改善する薬を使って、不快な症状を取り除きます。
  2. 根本治療とリスク管理:
    ピロリ菌がいる場合は除菌を行います。そして、すでに萎縮が進んでしまっている場合は、「年に1回の定期的な胃カメラ」で、胃がんが発生していないか監視し続けることが、命を守るために最も重要です。

まとめ:胃のSOSを見逃さないでください

「胃の調子が悪いけど、忙しいから」と市販薬で誤魔化していませんか?
その不調は、胃からのSOSかもしれません。

慢性胃炎は、早期に対処すれば怖い病気ではありません。しかし、放置すれば取り返しのつかない病気につながる可能性があります。
当院では、消化器内科の専門医が、苦痛の少ない検査であなたの胃の状態を正確に診断します。

少しでも不安がある方は、お気軽にご相談ください。



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