AUGUST 2026 / CLINICAL QUALITY REPORT
検査の結果を確かめ、
次の診療につなげる。
2026年8月の胃カメラ・大腸カメラ
診療品質レポートを公開しました。
新潟三条ささき内科・消化器内科クリニックでは、内視鏡診療の記録を振り返り、月ごとのレポートとして公開しています。
2026年8月は、胃カメラ66件、大腸カメラ43件を確認しました。検査で見つかった所見が病理でどう診断されたか。その後の紹介や再検査はどう進んでいるか。検査中に起きたことへ、どのように対応したか。今回は、こうした内容も含めてまとめています。
01 / 胃カメラ
生検した34件を、
病理の答えまで確認しました。
- 胃カメラ検査
- 66件
- 病理結果を確認
- 34件
- 病理確定胃腺癌
- 1件
- 胃がん治療後の経過観察
- 3件
8月の胃カメラでは、生検を行った34件すべてで病理結果を確認しました。そのうち1件は、内視鏡で早期胃癌と診断し、生検で胃腺癌と確定しています。9月16日の確認時点では、専門医療機関へ紹介予定です。
この病理結果が届いたのは9月ですが、「8月に行った検査」の結果として、今回のレポートに含めています。診断がついたことと、紹介・治療が完了したことは区別して記録しています。
胃がん治療後の経過観察は3件でした。胃の萎縮やピロリ菌の状態なども確認し、記載が曖昧だった項目はカルテに戻って集計を見直しました。
02 / 大腸カメラ
奥まで到達できたか。
どのような病変を見つけたか。
- 大腸カメラ検査
- 43件
- 盲腸到達率(CIR)
- 100.0%
- 腺腫発見率(ADR)
- 51.2%
- ポリープ発見率(PDR)
- 67.4%
全43件で盲腸までの到達を確認しました。通常型腺腫を認めた検査は22件、ポリープを認めた検査は29件でした。
ADRは「通常型腺腫を1個以上認めた検査」の割合で、8月は22/43件です。PDRはポリープを認めた検査の割合で、29/43件でした。同じ検査に複数の病変がある場合も、それぞれの検出率では1検査として数えています。
平均 9.52 分 中央値 10分
処置に要した時間を含むため、観察だけの時間とは区別して公開しています。
鋸歯状病変の検出、治療手技、最終病理、粘膜内癌(pTis)1件などの重要病変も、詳しいレポートにまとめています。
03 / 診療を振り返る
曖昧な記録を、そのままにしない。
記録の整理・集計にはAIを活用しています。ただし、整理された数字だけで判断せず、院長が内容を確認しています。
8月の胃カメラでは、検査経路やピロリ菌除菌後の状態、胃粘膜の所見などについて追加確認を行い、分類や集計を修正しました。定型の出血欄に反映されていなかった止血処置も、原文と診療経過を確認して報告に含めています。
「記載がないこと」と「問題がなかったこと」を区別する。修正した内容と理由を残し、あとから根拠をたどれるようにする。こうした確認を、日々の診療を見直す機会にしています。
月ごとの数字は、背景と一緒に読みます。
検出率などの数値は、年齢や検査目的、治療後の経過観察の割合によっても変わります。単月の増減だけで診療の改善・悪化や他施設との優劣を判断せず、同じ定義で記録を積み重ね、半期・年次の検証にもつなげていきます。
READ THE REPORTS
2026年8月のレポート
指標の定義、病理結果、重要病変、診療経過、記録の確認内容は、各PDFでご覧いただけます。患者さんの氏名・ID・個別の内視鏡画像は掲載していません。
