このような症状ございませんか?

便そのものに異常がある

下血や血便がある
だんだん便が細くなってきた
粘液便や粘血便がある

便通に異常がある

便秘がひどくなってきた
下痢が続く
排便時に痛みなどの自覚症状がある

検査で異常を指摘された

便潜血検査で陽性反応がでた
バリウム検査やCTコロノグラフィーなどで異常を指摘された
血液検査などで異常を指摘された

上記の症状がある方には、大腸カメラ検査をおすすめします。遠慮なくご相談下さい。

大腸カメラとは

肛門から大腸カメラを挿入し、回腸末端・盲腸・上行結腸・横行結腸・S状結腸・直腸・肛門の内側の粘膜を観察し、病変(炎症、癌、ポリープ、異物、出血等)の有無、治療の必要性の有無を診断する検査です。

肛門から大腸カメラを挿入します

大腸カメラは、太さ約12mm程度、長さは130cm程度のやわらかいホースのような形をしています

当院では全ての内視鏡検査をOLYMPUS社のEVIS X1を用いて行っています。近接拡大、拡大、NBI観察なども随時可能で緻密に検査を行っています

また当院では炭酸ガス送気装置を使用しています。炭酸ガス送気装置を用いる事で患者さんの痛みを感じる割合が約40%軽減できると言われています

痛みを感じ易い箇所は腸の屈曲部です。およそ4か所あります。体の小さい人、やせている人、手術を受けた事がある人(虫垂炎や帝王切開なども含みます)、ひどい便秘のある人は通常より痛みが強い可能性があります。

昔受けた大腸カメラで特に痛みが強かった人などで、ご希望があれば鎮静剤(ウトウトする点滴の薬)や鎮痛剤を使用して検査を行います。大腸カメラが怖かったり、苦しかったりした患者さんには、鎮静剤を使用するかどうか相談します。鎮静剤を用いた検査では、検査中はほとんど寝ている状態になり、苦しさがありません。検査後に1〜2時間ほど休んで頂く必要があります。

また鎮静剤を使用すると、使用した当日は車、バイク、自転車の運転を絶対にしてはいけません。十分に覚醒して問題ないことを確認してから帰宅してもらうのですが、稀にまた眠たくなることもあり、患者さん及び周囲の方々が危険だからです。鎮静剤・鎮痛剤を希望される患者さんは、検査当日にクリニックまでご家族に送ってもらうか、バス・タクシーなどの公共交通機関を利用して来院して下さい。

ここをクリックすると「大腸カメラ前処置薬飲み方マニュアル」のPDFが開きます

大腸カメラでわかる疾患

大腸ポリープ
大腸がん
虚血性腸炎

大腸カメラの流れ

外来を受診して頂いてから大腸カメラ検査の予約をしています

大腸カメラ前の前処置(下剤や洗腸液の内服)や鎮静剤を用いた検査などは、事前のリスクを評価し、より安全に検査を受けていただきたいと考えております。一旦外来で診察の上で、大腸カメラ検査の予約をすることになりました。


大腸カメラは検査の数日前から、食事や内服薬の調整が必要な検査です。検査前に必ずクリニックを受診して検査前の説明を聞いてから検査となります。また大腸カメラ検査当日に、腸管洗浄液(約1200ml程度)を内服して便がきれいになるまで内服する必要があります。

ささきクリニックには、トイレ付き個室が2部屋あります。大腸カメラ前の準備が不安な方は看護師さんと一緒にクリニックで腸管洗浄液の内服が可能です。自宅で腸管洗浄液を内服してから来院する方法もあります。


大腸カメラ検査と大腸ポリープ・早期大腸癌切除の費用について

健康保険3割負担の場合
初・再診料・血液検査2,000円〜4,000円
大腸カメラ検査のみ約5,000円
病理細胞検査(追加費用)*部位と個数によって異なります5,000円〜12,000円
合計費用7,500円〜18,000円
大腸ポリープ・早期大腸がん切除20,000円〜30,000円