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精度の高い大腸内視鏡検査を維持するため、
検査品質の客観的な自己評価を続けています。

専門医の観察 × 高性能内視鏡 × AI診断支援 × Clinical Registry
2026年1〜6月 ADR(腺腫発見率) 61.1%(全大腸内視鏡検査314件を分母とする粗率)

大腸からのサインを見逃さないために

当院では、保険適用となる何らかの症状や、健診結果の異常がある方に対して大腸カメラ検査を行っています。「これくらいで受診してもいいのかな?」と迷わず、以下の症状がある方はお早めにご相談ください。

▼ 便そのものに異常がある

  • 下血(おしりから血が出る)や、血便(便に血が混じる)がある
  • だんだんと便が細くなってきた(以前よりすっきり出ない)
  • 粘液便(ゼリー状のものが混じる)や、粘血便がある

▼ 便通・お腹に異常がある

  • 便秘がひどくなってきた、排便しづらい
  • 下痢が続いている、または下痢と便秘を繰り返す
  • 排便時にお腹の痛みなどの自覚症状がある
  • お腹の張りや違和感が消えない

▼ 検査で異常を指摘された

  • 健康診断などの「便潜血検査」で陽性反応が出た
  • バリウム検査やCTコロノグラフィーなどで異常を指摘された
  • 血液検査で貧血などを指摘された

👇 「便潜血陽性」と言われて不安な方へ。やさしく解説しています。
一人で悩まず、まずは読んでみてください。


マンガで解説!痛くない大腸カメラ


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見つけたら、その場で治す「日帰りポリープ切除」

当院では、検査中に治療適応のポリープを認めた場合、安全に切除できると判断した病変について日帰り大腸ポリープ切除術を行っています。腺腫などの前がん病変を適切に切除することは、将来の大腸がんリスクを減らすことにつながります。

病変の大きさ・形態・部位・悪性を疑う所見・出血リスク、服用中のお薬などを総合して判断します。当院での日帰り治療が適さない場合は、連携する専門病院へご紹介します。

ADRを含む複数の指標で、内視鏡の質を評価

検査件数だけでは、内視鏡診療の質を十分に評価できません。当院では、病変の発見、切除方法、病理結果などを記録し、複数の品質指標を継続的に確認しています。その代表的な指標の一つがADR(腺腫発見率)です。

ADR(腺腫発見率)とは?

ADR(Adenoma Detection Rate)は、大腸内視鏡検査を受けた方のうち、少なくとも1つの通常型腺腫が見つかった方の割合です。腺腫は将来がんになる可能性のある病変であり、ADRは大腸内視鏡検査の質を評価する代表的な指標の一つです。

なぜADRを測るのか

2014年の大規模観察研究では、検査医のADRが高いほど、検査後に診断される大腸がん(interval cancer)と大腸がん死亡のリスクが低いという関連が示されました。ADRが1ポイント高いことと、検査後大腸がんのリスクが約3%低いことが関連していましたが、これは集団を対象とした観察研究の結果であり、一人ひとりのリスク低下を保証するものではありません。

2024年に更新された米国ASGE/ACGの品質指標では、対象条件を定めたADRの推奨基準は35%以上です。一方、当院RegistryのADRは便潜血陽性を含む全大腸内視鏡検査を分母とした粗率で、ガイドラインの算定条件とは異なります。そのため単純な倍率比較は行わず、同じ定義で経時的に検証しています。

2026年1〜6月 Clinical Registry

検査314件について、病変発見・切除・病理結果を照合し、全件の整合性確認を完了しました。

腺腫発見率 (ADR)
61.1%
通常型腺腫陽性検査 ÷ 全大腸内視鏡検査314件(病理構造化値による粗率)

ポリープ発見率 (PDR)80.6%
ポリープ陽性検査 ÷ 全314件
SSLDR(鋸歯状病変発見率)
Sessile Serrated Lesion Detection Rate
11.1%
SSA/PまたはTSA陽性検査 ÷ 全314件
大腸カメラ総数314件(2026年1〜6月)
MAP(検査1件あたりの平均腺腫数)1.04病変/検査
切除病変数431病変
CSP 408、EMR 12、Polypectomy 11(生検を除く)
データ整合性確認314/314件 完了

検出指標は適応別の症例構成を調整していない粗率です。数値は単月の増減だけで評価せず、同じ定義で継続的に確認します。

2025年年間実績と2026年上半期Registry

診療の経過が分かるよう、2025年の年間実績も併記します。ただし、集計期間に加えて指標の定義・分母・計数単位が一部異なるため、単純な増減比較はできません。2026年値はClinical Registryで定義と整合性を確認した値です。

2025年 年間実績

大腸カメラ
578件
ADR
61.8%
PDR
75.6%
SSDR(当時の表記)
5.4%
ポリープ切除
437件
2cm以上の切除
10件

2026年1〜6月 Clinical Registry

大腸カメラ
314件
ADR
61.1%
PDR
80.6%
SSLDR
11.1%
MAP
1.04
切除病変
431病変

数値の読み方:2025年の「ポリープ切除437件」と2026年の「切除431病変」は計数単位が異なります。また、2025年のSSDRと2026年のSSLDRは名称・定義を同一とみなさず、別指標として表示しています。

当院では内視鏡検査の質をClinical Registryで検証しています

一件ごとに、検査目的、病変発見、切除方法、病理結果を記録し、病理との照合後にADR・PDR・SSLDR・MAPなどを集計しています。件数を数えるだけでなく、記録の完全性や指標の定義も確認し、診療の振り返りと改善に用いるQuality Assurance/Quality Improvementの取り組みです。

安全性については、記載がないことを「合併症なし」とみなしていません。また、2026年上半期は一貫した前向き記録がないため、Withdrawal Timeを算出・推定していません。公開できることと、現時点で判断できないことを区別して報告します。

2026年上半期 大腸内視鏡 Clinical Quality Report(PDF)

専門医の観察を支える内視鏡システムとAI診断支援

当院では、オリンパスの内視鏡システム「EVIS X1」、拡大観察対応スコープ、形状観測装置、AI診断支援を組み合わせています。検査品質の中心は内視鏡医による丁寧な観察であり、各機器はその観察と判断を補助するために用います。

EndoBRAIN-EYE

1. AIが医師の目をサポート「EndoBRAIN-EYE」

AIが検査中の画像を解析し、病変候補を音と画面表示で知らせる診断支援プログラムです。病変検出を補助し、専門医による観察を支えるダブルチェックとして使用します。最終的な診断と治療方針は医師が判断します。

拡大観察対応大腸ビデオスコープ CF-EZ1500DL/I

2. 拡大観察対応スコープ「CF-EZ1500DL/I」

通常観察と近接拡大観察(最大90倍)の切り替え
Dual Focus機能により、ボタン操作で通常観察と近接拡大観察を切り替えられます。画像強調観察と組み合わせ、病変の範囲や表面構造を確認し、質的診断を補助します。

ScopeGuide

3. 形状ナビゲーション ScopeGuide

内視鏡が体内でどのような形になっているかを画面上で確認する形状観測装置です。挿入状態を把握しながら操作することで、無理な挿入を避け、患者さんの負担軽減に配慮します。

当院の内視鏡検査室と内視鏡システム

EVIS X1、AI診断支援、形状観測装置を備えた当院の内視鏡検査室

苦痛の少ない大腸カメラを目指して

大腸カメラの苦痛には個人差があります。当院では、鎮静・鎮痛、検査中のモニタリング、炭酸ガス送気などを組み合わせ、患者さんの安全と負担の軽減に配慮しています。

鎮静剤と鎮痛剤の併用

患者さんの年齢、体格、既往歴、呼吸状態などを確認し、必要に応じて鎮静剤(ミダゾラム)と鎮痛剤(ペチジン)を調整して使用します。検査中は血圧、脈拍、酸素飽和度などを監視し、検査後は十分に覚醒するまで休んでいただきます。必要時に拮抗薬を使用できる体制も整えています。眠ったような状態で受けられるよう配慮しますが、鎮静の効き方や苦痛の感じ方には個人差があり、完全な無痛を保証するものではありません。

炭酸ガス(CO2)送気で検査後の張りに配慮

腸管を観察するために送気が必要ですが、当院では空気より体内に吸収されやすい炭酸ガスを使用しています。吸収された炭酸ガスは呼気から排出されるため、検査後の腹部膨満感や不快感の軽減が期待できます。

他人の目を気にしない。「専用トイレ付き個室」でリラックス

検査前の緊張した時間を少しでも安らいでお過ごしいただくために、プライバシーと快適性を重視した「リカバリールーム(前処置室)」をご用意しました。 コンパクトな空間ですが、機能性と居心地の良さに徹底的にこだわっています。

リラックスできる個室

ゆったり座れるLC2ソファ

個室内の専用トイレ

部屋の中にある専用トイレ

鍵付きロッカー

安心の鍵付きロッカー

当院の個室のこだわり

1室内に「自分専用のトイレ」を完備
一番のこだわりは、部屋の中に専用トイレがあることです。 便意を感じた際に廊下に出る必要も、他の方とトイレの順番待ちをする必要もありません。ご自身のペースで、周囲に気兼ねなく前処置(下剤の服用)を行っていただけます。

2名作ソファ「LC2」でくつろぐひととき
限られた待ち時間だからこそ、身体への負担を減らしたい。 その思いから、長時間の着座でも疲れにくいル・コルビュジエの「LC2(グラン・コンフォール)」ソファを採用しました。身体を包み込むような座り心地で、ゆったりと検査をお待ちいただけます。

3Wi-Fi完備で退屈しません
院内フリーWi-Fiをご利用いただけます。下剤を飲んでいる間や、検査後の休憩中も、スマートフォンで動画を見たり、音楽を聴いたりしながらリラックスしてお過ごしください。

よくある質問(FAQ)

Q. 検査費用はどれくらいかかりますか?

保険適用(3割負担)の場合の目安は以下の通りです。

  • 検査のみ(観察のみ): 約7,500円〜(初診料・血液検査含む)
  • 組織検査(生検)を行った場合: 約10,000円〜18,000円
  • 大腸ポリープ切除を行った場合: 約20,000円〜30,000円

※ポリープ切除は「手術」扱いとなります。生命保険や医療保険の「手術給付金」の対象となる場合が多いため、加入されている保険内容をご確認いただくことをお勧めします。

Q. 検査は何時から行っていますか?(検査時間)

大腸カメラ検査は、午後の 13:30〜15:00 の枠で行っております。(※予約制)
検査当日は午前中から下剤を服用していただき、腸がきれいになった状態で午後から検査となります。

Q. クリニックへのアクセス・場所は?

当院は、三条燕インターから車で約10分の場所にございます。詳しい地図や駐車場については、アクセスページをご覧ください。

📍 アクセス・地図はこちら

Q. 検査前の食事や下剤(前処置)について教えてください

【食事について】
検査前日は、消化の良い食事(うどん、お粥、豆腐など)を心がけ、海藻類・キノコ類・繊維質の多い野菜・果物などは避けてください。夕食は20時頃までに済ませてください。

【下剤について】
腸をきれいにするために、検査当日の朝から指定された腸管洗浄液と水分を、説明書と事前診察時の指示に従って服用していただきます。当院では、「ご自宅での服用」と「院内(個室)での服用」のどちらかをお選びいただけます。初めてで不安な方や、遠方の方は事前診察時にご相談ください。

▼ 下剤の飲み方・前日の食事はこちら

当院で使用している下剤(モビプレップ)の作り方や飲み方、検査前の食事の注意点を、画像付きでわかりやすくまとめています。


📄 大腸カメラ前処置の完全ガイドを見る

Q. 鎮静剤を使った場合、車で帰れますか? 一人で歩いて帰れますか?

いいえ。鎮静剤を使用した当日は、車・バイク・自転車の運転はできません。

検査後は院内でしっかり休んでいただき、十分に覚醒して問題ないことを確認してからご帰宅いただきますが、稀に帰宅後にもう一度眠気が出ることがあります。そのため、ご本人だけでなく周囲の方にとっても危険となる可能性があります。

鎮静剤を希望される方は、検査当日は必ずご家族に送迎してもらうか、バス・タクシーなどの公共交通機関をご利用ください。

また、徒歩で来院された場合でも、検査後はお迎えが必要です。安全のため、お一人で歩いて帰ることはできません。

Q. 常用薬(糖尿病や血液サラサラの薬)は飲んでもいいですか?

お薬の種類によっては、検査の数日前から休薬が必要な場合があります。

  • 血液をサラサラにする薬(抗凝固薬・抗血小板薬):
    薬の種類、服用目的、予定する処置により対応が異なります。休薬によって血栓症の危険が高まることもあるため、自己判断で中止せず、事前診察時にお薬手帳をご持参ください。
  • 糖尿病薬・インスリン:
    絶食時には低血糖の危険がある一方、薬剤ごとに中止時期や用量調整が異なります。事前に当院または糖尿病の主治医へ確認し、個別の指示に従ってください。

※自己判断で中断せず、必ず医師の指示に従ってください。

Q. 生理中でも大腸カメラ検査は受けられますか?

通常は生理中でも検査を受けられます。タンポンやナプキンを使用でき、検査着への着替えも個室で行っていただけます。出血量が多い、腹痛や体調不良が強いなど、ご不安がある場合は事前にご相談ください。

Q. 風邪気味ですが、検査を受けても大丈夫ですか?

発熱や強い咳・痰などがある場合は、安全のため検査を延期することがあります。発熱の程度だけで一律に判断せず、症状や全身状態を確認します。体調が優れない場合は、来院前にお電話でご相談ください。

Q. ADR(腺腫発見率)とは何ですか?

ADR(Adenoma Detection Rate:腺腫発見率)は、大腸内視鏡検査を受けた方のうち、
少なくとも1つの通常型腺腫が見つかった方の割合です。
大腸内視鏡検査の質を評価する代表的な指標の一つとして用いられています。

当院の2026年1〜6月Clinical Registryでは、
全大腸内視鏡検査314件を分母とする粗率でADR 61.1%でした。

※当院のADRは便潜血陽性などを含む全大腸内視鏡検査を分母とした粗率であり、
ガイドラインで用いられる対象条件を限定したADRとは算定条件が異なります。
そのため、単純な数値比較ではなく、同じ定義で継続的に評価しています。

新潟市・長岡市方面など、遠方からのご来院も増えています

当院には、三条市内・燕市・加茂市だけでなく、新潟市、長岡市、田上町、弥彦村、阿賀野市、見附市、五泉市など、県内広域から多くの患者様にご来院いただいています。

鎮静を用いた検査、日帰りポリープ切除、AI診断支援、専用トイレ付き前処置個室などについて調べ、県内各地域から受診される方がいらっしゃいます。

遠方から受診される方は、前処置を院内で行うかご自宅で行うか、鎮静後の送迎方法などを事前診察時にご相談ください。鎮静剤を使用した当日は、ご自身で車・バイク・自転車を運転できません。

【アクセス】
北陸自動車道「三条燕IC」より車で約10分
駐車場完備(20台) ※お気をつけてお越しください。
📍 詳しい地図・アクセスはこちら

おなかの不調、ひとりで悩まずご相談ください

便潜血陽性、血便、便通異常などで大腸カメラをご検討の方は、まず診察をご予約ください。検査の適応、前処置、お薬、鎮静について個別に確認します。

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