胃ポリープとは？過形成性ポリープと胃底線ポリープ

胃ポリープとは？

胃ポリープとは上皮由来の良性隆起性病変のことをいいます。胃ポリープはピロリ菌の影響が強い過形成性ポリープ、ピロリ菌感染の無い綺麗な胃に存在する胃底腺ポリープ、炎症性ポリープに分類されます。

上皮性の腫瘍性隆起を線種や胃がんも広義では胃ポリープということがありますが、医学的には胃ポリープとは良性ポリープのことを示します。

胃過形成性ポリープ

過形成性ポリープは、ピロリ菌陽性の胃に発生し、萎縮性胃炎となった胃に発生しやすいポリープです。まれに大きなポリープが胃の出口を塞いで食物の流出を妨げたり、出血し貧血の原因となることもあります。

ピロリ菌除菌で縮小する事が多く、小さなポリープであれば消失することもあります。

良性ポリープと言われていますが、大きさが2cm程度までになると胃がんを併発していることもあり切除することもあります。また出血し貧血の原因となっている場合も切除することがあります。

ピロリ菌

胃炎

胃底腺ポリープ

胃底腺ポリープはピロリ菌がいない、きれいな胃に発生します。胃底腺ポリープでの癌発生例も報告されていますが、その頻度はきわめて低く切除を行うことありません。